温める?冷やす?身体の痛みへの対処法

腰痛などの場合、特にギックリ腰なんかでは温めた方がよいのか、冷やした方がよいのか、悩む事がありますね。調べてみると両方の意見があり非常に悩みます。 一般的に、急性は冷やす。慢性は温める。といいますが、概ね身体の痛みには冷やした方が良いと考えています。

痛みやなにか症状のある場合、その部分は「炎症」がおきています。 炎症は傷などが治るために必要な事なのですが、「炎症は第一層で止める」というのが鉄則で炎症が広がるのを防ぐには、やはり冷やす(アイシング)が良いでしょう。 確かに温めると気持ちがよいのですが、ホットパック等で温めると温めた場所は赤くなり当然温度が上がっていて汗も出てきます。 血流も良くなりますが、ちょっと考えてみましょう。体温は常に一定です。直腸温で37°ですから、暑い時には汗をかいて体温を下げるし、寒い時に震えるのは筋肉を震わせて体温を上げるという事をしています。 温める事によって血流が良くなるのは、加えられた熱を捨て去るために血管というホースを太くして、血液という水をたくさん流して温度を下げようとしてます。 ですので、寒い時に暖かい服装をする事が悪いと言う事ではなく、無理に温める必要は無いと思います。もちろん、必要の無いアイシングもすることはありません。

ちょっと話しがそれますが、冷え対策でショウガの料理を食べていたレポーターが、 ふたくちかみくち食べて、「見て下さい。この汗!」っていいながら、体温が上がり血流が良くなった事をアピールしてますが、汗をかいているという事は、体温上昇を防ぐために汗をかいて体温を下げているという事になります。
低体温の方がこのような食事をして、低体温が治るのならいいと思いますが、一時的な事と思っています。

40年〜50年ほど前は、野球の選手が方を冷やす事はいけない事とされていましたが、現在は投球後に肩と肘をしっかりアイシングしているのを見かけると思います。
これも、肩を使った後に組織の熱破壊を防ぐためになります。
機械では熱破壊を防ぐために冷却に力を入れてます。良い例が自動車のラジエーターで、この装置は適正なエンジン温度を保つためですね。
人や動物の体温も一定になっていて、細胞の働きが正常に行われるために必要な事なのです。 発熱というのは一時的に細胞の働きを抑えて、免疫力を上げるために体温を上げているのです。
そのため、風邪などの発熱時に解熱剤を服用すると免疫が下がり却って治りが悪くなります。注意が必要です。

例えば、膝痛で膝関節に水が溜まっている方は特にアイシングが効果的です。 東洋医学では膝に水が溜まるのは、「炎症があるため身体が水を溜めて冷やしている」と言っています。ですので、炎症が続いてる間はいくら水を抜いてもまた溜まる事になります。 膝に係らずこまめなアイシングと、関節の調整をするとなおいっそう効果があります。

☆アイシングの方法  アイスバッグ(市販されていますし、ビニール袋で代用できます)に氷と水を入れて患部に当てます。 冷えすぎる時にはてぬぐい(タオルでない方が良い)か綿の布を一枚置いてその上からでもアイスバッグを当てて下さい。 時間は、15〜20分くらいでいいでしょう。一日に2〜3回行って下さい。
☆注意  患部のアイシングが目的ですから、体全体を冷やさない様にご注意下さい。

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