肋間神経痛

肋骨は左右で12組あり、肋骨の下縁にそって肋間神経があります。
その神経になにがしかの原因で張力が加わると痛みが出ます。それが肋間神経痛と言われる症状です。

多くは脇の下が痛くなったり、肋骨にそって痛みが走る感じや、ひどくなると「胸痛」が起きる事があり、「心臓が痛い」と言って、胸を押さえて身体を丸くしたりします。
決してお年寄りだけの症状ではなく、子供でも肋間神経痛は起こります。

事故や運動障害によるものと思いますが、私の経験では、小学生の女子がこの症状があり、話しを聞くと地域のクラブチームでバレーボールをしているとの事。

バレーボールだけではないでしょうが、ボールを追いかけて背中から落ちたり、他人との接触で後方に転倒した場合では、肋骨が背部より前方に急激な力で押出されるため、その衝撃で肋骨と背骨の関節(肋椎関節や肋横突関節と呼ばれる関節)が離れる方向に力がかかります。

もちろん、関節が目で見えるほどの隙間があくわけではないのですが、関節の密着が悪くなり、わずかに肋間神経が引っ張られる様になり、結果、痛みが発生します。

特に第三肋骨や第四肋骨と言うのは心臓の高さになりますので、この肋骨が障害されると前述した「心臓が痛い」と表現されます。 調整としては、骨盤や脊柱、そして、障害された肋骨を前方から圧着する様にして関節を密着させていきます。

この肋骨の調整法は肋間神経痛だけではなく、ぜんそくの方にも非常に有効な調整法でもあります。

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