肘の外側の痛みがある方へ

 

多く見られるのが肘の内側の痛みなのだが、これは内側側副靭帯という靭帯に負荷がかかり、腕を真っ直ぐ伸ばした時に上腕に対して前腕が外側に動いてしまう。 それ対して外側に痛みがある場合、腕撓関節という主に前腕を内側や、外側に捻る運動を行う関節付近に痛みが起こりやすい。

それ程重い物でなくても、手のひらを下に向けて物を持ち上げようとすると、肘の外側に痛みがあり、場合によると洗髪する事が困難になる事もある。手のひらに物を乗せて持ち上げる時には肘の痛みはない。

触診をすると、痛みのある側の腕撓関節の隙間がわずかに広く感じられ、触診時に痛みが出る。膝を痛めた時の様に関節部分に水が溜まるようである。健側と比べると脹れていて弾力がある。 自己調整は難しいので、自宅で行うのはやはりアイシングが一番よいと考える。またはローラー状の器具があればそれで関節部分を転がす様にすると痛みが引いて行く場合がある。
ローラーといってもイメージがしづらいと思うが、絨毯を掃除する粘着のローラー様の物と思って頂ければよい。最近は100円ショップ等でも健康器具のコーナーがあり、ボール状の器具があるのでそれを代用しても効果がある。あまり強く押し付ける必要もなく、コロコロすればよいので肘に痛みのある方はお試しいただきたい。

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