スノボで肩関節をぶつけて腕が動かせない。

スノボで雪壁に左肩をぶつけて腕が上がらなくなった方がいらした。以前より肩こりや頭痛の施療していた方で現在は数ヶ月に一度連絡が来る。 左肩の状態は自力で前に90°弱までしかあげられない。肩関節の検査をすると、驚くほどではないがゆるくなっている。本人は打撲程度と思っていたが思ったより痛みが強く腕を動かす事が出来無くなっていた。

骨盤、頸椎調整をして、仰向けの状態ででマッスルエナジーテクニックを利用し肩関節の調整して最後にテーピング。 着替えやすくなり、自宅でアイシングをしてもらいながら、自力での調整方法を話して、週明けにまた来る様にしてもらう事にした。

このような状態をほっておくと時間薬で痛みは引いて行くが、靭帯が引き延ばされているため関節はゆるい状態になっている。そのため時間が経過していくといわゆる四十肩になり、痛みを我慢して長期間動かさずにいると今度は固着してしまい関節の可動域が狭くなり腕の動く範囲が狭くなる。

引き延ばされた靭帯は元に戻る事は無いのだが、初期の施療である程度の回復が望めるので、受傷した場合は、安静にして患部のアイシング、三角筋などで腕を吊って肩関節に荷重をかけない様にしてなるべく早く調整する事をお勧めする。

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