身体の豆知識

浮き趾 その2

足をそろえて立てない方が踵の高い靴を履いているのを見て質問した所、「踵の高い靴は踵に寄っかかる事が出来る」と言っていた。 踵が高いという事はつま先立ちになっている状態で、踵が高くなった分だけ荷重が前に移動する事になり立ちやすくなったものである。靴を脱いでる時は脚を左右に開き荷重のかかる部分を広くしていたり、腰を前に突き出して荷重を前にして立っているのが見受けられる。

浮き趾は筋肉の強さとか猫背が原因と言う話しもあるが、普段からの歩行不足が原因で仙腸関節の変位が起こり後ろ荷重が発生して足をそろえると後ろに倒れたり、浮き趾状態になって行く。このような方達の骨盤を調整すると足をそろえて立てる様になり、足趾に力が入って地面にしっかり着いていく様になる。 来院者の中には、特に年齢が高い方で体操のような運動をしてるから歩くのは嫌だと言う方もいるが、必要なのは運動より日頃の歩行が大切と思う。

 

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余談になるが、元自動車整備士の目から見ると、腸骨は自動車のエンジン内のクランクシャフトに着いているバランスウエイトとよく似た形になっていて、機能も同じく動的、静的のバランスを取る様になっている。

浮き趾

足の趾(趾→あしゆびの事)が浮いている方が増えているようだが、実際、両足をそろえて立てない方がいる。両足をそろえると後ろに倒れてしまうのだ。この方達を観察すると、体重が踵の上に乗っている事が解る。 ヒトを横から見た状態では重力線は土踏まずの中央にあるのが理想と思う。そのまま上に上がっていくと大腿骨の大転子をとおり、肩関節の中央位を抜け、外耳孔を通り頭頂に出る。

足をそろえて土踏まずを下から見るとドーム状になっていて、この中央に体重がかかれば前後のバランスがいい事になる。例えば回転椅子の足など見ても軸から4本ないし5本の足が張り出すが、足の長さはすべて同じになる。 土踏まずはドーム状になっているからその中央に加重するのが一番安定するはずである。

では、なぜ踵の上に荷重がかかるのかと言うと、骨盤の変位が一番の原因ではないと思う。立っている時の骨盤は上前腸骨棘と恥骨結節が一線上に来るのが正しい状態であり、このバランスをとっているのが腸骨の形だと考えている。

上半身を乗せた骨盤は立っている時に股関節が支点となり前後に回転する様に動き、前後のバランスをとっているのだが、仙腸関節に変位があるとバランスが崩れ、特に寛骨の前方変位があった場合、変位側の骨盤は全体が後方に移動する事によって荷重が後ろに移動する事になる。 本来、土踏まず中央にあるはずの重力線が踵に移動し後ろ過重になってしまう事になる。 後ろ過重になれば当然足の趾が浮く様になる。

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扁平足と魚の目

自分の扁平足を考察してみると、なりはじめたのは中学生の頃だと思われる。 その頃から第二第三の足趾の付け根に『魚の目』があり、多い時には3箇所に魚の目が出来ていて、ひどい時は足を引きずる事もあった。 時折魚の目の外用薬を塗布していたが、ある日、柔らかくなった皮膚を切っていたら、痛みを感じず少し深く切ったら大量の膿みが出て中に三本の太い芯が見えた事があった。

たこも魚の目はその場所に刺激があるため刺激から皮膚を守るために皮膚が硬くなって行く事で、たこが進行すると皮膚の中に芯が出来始めるのが魚の目。 そのため扁平足になると足の縦足弓(じゅうそっきゅう=土踏まずの部分)と横足弓が押しつぶされて地面または履物に第二第三の足趾の付け根が強く当たり皮膚が硬くなってしまう事で、たこや魚の目になってしまうのです。もちろん個々の体質があるため誰でもたこや魚の目になるというわけではないのですが。

開業してから自分の身体の荷重偏差が解り、中学生の頃にはすでに左に荷重(正確には右非荷重)していたために左足の縦足弓と横足弓が潰されていて第二第三の足趾の付け根は絶えず靴に押し付けられている状態になっていた。整備士時代には安全靴を新しくすると必ず魚の目が酷くなってしまった事があった。後年、スニーカータイプの安全靴に変えてから魚の目が出来なくなって来た。

いろいろ薬などがあるが、カイロの学生時代に教わった方法で「重曹+ひまし油」を塗布するというものがあります。 作り方は簡単で、重曹とひまし油を耳たぶくらいの硬さまで混ぜ合わせ、それを傷テープにつけて貼るだけで刺激もありません。

日中は歩くため剥がれてしまうでしょうから就寝時に行えばいいし、剥がれない場所ならそのままにしておいていいでしょう。テープかぶれが無ければ毎日張り替えてかまいませんし、かぶれる方は一日おきでもいいでしょう。

長女が小学一年生の頃、母趾に魚の目が出来た時は10日ほどで小さくなりその後、数日で無くなりました。 自分自身では、今年の夏頃になぜか右示指に魚の目が出来たのですが、この方法で4〜5日で消えました。

魚の目の方はお試しになってはいかがでしょう。

扁平足と外反母趾

自分自身の左足が扁平足で外反母趾がある。扁平足に気づいたのはカイロプラクティックを開業してからになる。

外反母趾は22〜3年ほど前の第五中足骨骨折時、レントゲンを観ていた医師についでに聞いた所、「大丈夫じゃないですか」と言いつつ分度器を出してレントゲンに線を引き、「あ〜、外反母趾ですね」と言った。第一中足骨と母趾基節骨の交点の角度が20°になると外反母趾と判定される。とその医師が言っていた。

扁平足と外反母趾はどちらか一つではなく両方が出現する。扁平足の原因は個人の靭帯の強さも関係するが、体重が左右に偏っているためだと考えている。 骨盤の変位や怪我などで歩行時に体重が片側にかかっていると、体重がかかっている足の内側に多く荷重がかかる。 そのため、足底筋膜が徐々に引き延ばされ、第二楔状骨が下方に押し出されると、中足骨間の靭帯も引き延ばされて足の幅が広がっていき、内側に押し出された第一中足骨が外旋を起こし、第五中足骨は外側に押し出される事によって内旋が起こる。そして足趾は靴の形に添って母趾は外側に、小趾は内側に押され続けて変形していく。

纏めると、何らかの原因で体重の偏荷重がおき、足の内側が潰れはじめ足底腱膜が伸びていき、第二楔状骨が下方に落ち込み、中足骨間の靭帯が引き延ばされると外反母趾、内反小趾になる。という行程をたどる。 伸びきった足底腱膜は元通りになるとは考えにくく、足底筋を鍛えるとかテーピング、インナーソールを靴に入れたりしているが、楽にはなるが扁平足や外反母趾が治ったという話しはあまり聞かない。変形が治っていくには相当な時間がかかるためそれまで我慢できない事もあるのだろう。

カイロプラクティックでは骨盤の調整や脊柱の調整をする事で、荷重偏差を少なくする事や股関節、膝関節、足関節や足趾の調整を行い、痛みを抑え、変形を進ませない様にします。

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