以前ブログに尻もちを突いた時の事を書いたが、階段から転落して坐骨を強く打った時も同じことが起きる。
10年ぶりにいらしたクライアントさん。職業はパソコンで設計をしている。話しを聞くと2週間前に腹筋をして、その後洗車をしてから腰に痛みが出始めて、先週は仕事を休んでいたと言う。座っていても立っていても痛みが出ていたという。
本日、朝に電話が来て夕方に予約戴いた。検査をすると右仙腸関節に後方変位がある。改めて聞いてみると、一年半ほど前に階段から落ちていると言っていた。どこをぶつけたのか覚えては無いがかなり痛かった様子である。
おそらくその事が原因で、右仙腸関節の後方変位が起きたものと推察される。後方変位と言うのはほとんどが外傷性で尻もちや階段、脚立等からの転落で起きている。
調整を行うと立っていた時の痛みや違和感がだいぶ軽くなってきたそうだ。ただし、仙腸関節の後方変位と言うのは、関節内で傷が出て来てしまい、その傷をしっかり回復させないと、動いている最中に傷が引っかかり、仙腸関節の運動を停めてしまう。
仙腸関節が動いていないと、腰痛や肩こり頭痛に至るまでいろいろな症状が引き起こされる原因になる。調整後はアイシングをしてもらい、仕事の都合で来週に施療する事とした。