変なタイトルだが、20数年前から一日一万歩が健康に良いと言われているが、現実には一万歩が大事では無いと考えている。
友人が話してくれたのだが、彼の勤めていた会社は3階建てで、一階部分は機械作業で、二階は一般事務所、三階はパソコンによる設計部分になっており、彼は三階で設計をしていた。
設計したプログラムが作業機械で動くのかを確認するため階段の上り下りが多く、それだけで一万歩近く歩数が出ると言っていた。「知ってるでしょ。うちの会社の大きさ。あんなに小さいとろで一万歩近くなるんだから、どれだけ上り下りしてるかって事ですよ。」と話してくれた。
健康のために歩く事は非常に大切であり、カイロプラクティック的に考えでは歩く事は「ヒト」本来の動きであり基本となる動作で、特に骨盤の動きは歩く事で正常な動きを維持する事ができる。そして、あえて「治療」という言葉を使うが、骨盤の治療には大股早歩きが必要になり、一万歩を目標にするのではなく、連続して歩く事が大事になる。
最低でも30分が必要であり、それを日頃から行う事が必須となる。
上記の友人の様に階段の上がり下りだけで一万歩近くになっても、脚の筋肉を鍛える事は出来るのだろうが、骨盤の正常な動きは得る事は出来ないし、場合によっては骨盤の動きに制限が起きる事もある。
ちなみにこの友人の会社は彼の自宅から徒歩で30分くらいの場所にあったので、車通勤しないで徒歩で通うと健康に良かったとおもうのだが。
しかし、現実には通勤時間や着ていく洋服と靴などの問題で、会社勤めの方は歩く時間が取れないとおもうが、バス停を一つ先から乗り、一つ手前で降りて帰る様にするなど工夫して、なるべく早足で歩く事をお勧めする。