以前よりゴルフをしていた方が来院した。特に強い症状はなかったのだが、姿勢分析をすると、右脚に体重がかかっているいる事が解った。
この方は歯科医で座らず立ったままで治療をしている。話しを聞くと右利きのため右脚に体重がかかる様な姿勢にならざるを得ない。という事であった。
初日の施療後、「体重が真ん中に来たのが解る」と言ってお帰りになった。数度の施療後、出身大学に行き、ラウンドする事になり18ホールを廻ったところ、翌日に腰痛がおき来院。
痛めたときの事を聞くと、どうやらフォームが変わってしまったと言っている。「自分のフォームはシフトウェイトをせず、右脚に体重がかかったままボールを打つフォームだった。」そうなのだが、骨盤の調整をしたためか自然にシフトウェイトしてしまったようで、骨盤が左に回転しやすく、腰椎も左に捻りやすくなり腰の右側が引き伸されてしまったのが原因と見られる。
ご本人には「調整してもらったせいでは無いのは解っているから」と言って頂いたが、骨盤の調整をした事でフォームが変わってしまい却って腰痛が出るという事もあるという経験をした。
そのため姿勢の調整後は動きを確認しながら運動を行う必要があると言えよう。