大掃除でのご注意.2

大掃除でのご注意.2

もう一つ注意していただき事で「首を後ろに倒す」事があげられます。結構首を動かしたりしているようですが、首を後に倒す動作というのは案外しておらず、頸椎の検査をすると、後に倒す(頸椎の伸展といいます)事が出来ない方がほとんどなのです。

伸展が出来なくなっている方では、頭を後ろに倒せないため缶ジュースなどのプルトップタイプの飲み物を「最後まで飲みきれない」という事があります。 これは加齢に寄る事もありますし、最近よく言われる「ストレートネック」と言われる首の骨が真っ直ぐになっている方が多くなっています。 ストレートネックの原因はいろいろですが、このような方達は顔が下を向きやすく(頸椎の屈曲といいます)、この形が長く続いている方は首の関節の動きが悪くなっている事が多く「伸展がしづらい」という事になります。

私の所でも経験がありますが、「蛍光灯を取り替えようとして、上を向いた時に首が痛くなった」という事です。 テレビの健康番組でもテーマになった事がありましたが、その方は頸椎損傷で歩けなくなったそうです。ここへ来られた方はそれほど酷い状態ではなかったため、頸椎の動きを調整して症状は無くなりましたが、高いところの仕事はしっかりした台に乗り不安定にならない様にして下さい。

簡単な頸椎の運動方法

1.頭を後ろに倒す:痛みがある方は痛みがでないところまで。

2.頭を後ろに倒したまま左右に首を捻る:やはり痛みがでないところまで。

3.頭を後ろに倒したまま左右に倒す:これも痛みが出ないところまで。

この動作を1日数度、目が回らない程度にゆっくりと5〜6回行うとよいでしょう。

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