先日施療したスノボで肩を雪壁にぶつけた方が、頭痛も出ているというので本日来院。肩の痛みはあるものの動きは良くなって来たと話していたが、肩関節の検査をするとまだだいぶゆるい状態になっている。 骨盤の調整と頸椎の調整を行い、肩関節を密着させる様に調整をする。今回はテーピングはせず、自宅で肩関節のセルフアジャストメントを行ってもらう事で施療は一旦終了とした。
肩関節に限らないが、関節は一度緩むと程度にもよるが安定するのに時間がかかるため、肩関節を受傷した場合は、腕を吊って肩関節に負担をかけない様にしてアイシングとテーピングが有効である。
腕を動かして痛みが無いとたいして気にならないのだが、実はゆるい状態をそのままにしてると後年腕を動かす事が困難になる。 最初は自力で腕を持ち上げるのに痛みが出て、徐々に可動範囲が少なくなり、痛みのため腕を動かさない様にすると、自力でも他力でも肩関節の動かす事が出来なくなり、可動範囲を広げるためにはかなり痛みが伴う施療が必要となり時間もかかってしまう。 痛みが出始めたらなるべく早いうちに肩関節の調整をする事をお勧めする。