首の痛みで缶ジュースが飲みづらい?

首が痛くなると頭を後ろに倒しづらくなる。と相談された。

頸椎の関節は第一頸椎と第二頸椎の間を除くと、屋根瓦のように重なっている。これは胸椎も同じ構造であるが胸椎は肋骨がついてるため頸椎の様に大きな動きは出来ない。

頭を後ろに倒すというのは、椎体が後ろに倒れるという事(伸展と言う)、その時、椎体の関節(椎間関節と言う)の動きは上にある椎体が下の椎体に対して滑り落ちる事になる。言葉で書くと非常に解りにくいのだが、施療時には骨格模型で説明している。

この関節の動きが悪くなるというのは、関節の潤滑が悪くなるという事で、潤滑が損なわれるとすべりが悪くなるので、関節は無理に動く事になり、痛みを感じる様になる。 いわゆるストレートネックの方は首を後ろに倒す事がやりづらい場合が多い。

骨盤のゆがみから体が傾く事が多く、頸椎は脳を水平にしようとしてゆがみを立て直すため頸椎自身が傾いてしまう。また仕事の姿勢などで同じ方向に傾いていると傾いている部分の潤滑が損なわれる事になり関節の動きが制限される事で首を動かした時に痛みを感じる事になる。

首が後ろに倒しづらくなると、カンの飲み物が最後まで飲めない事がある。痛みが無くてもこの様な事があるなら頸椎、骨盤等の調整が必要で自宅ではアイシングを行うと痛みの軽減になる。

ページの先頭へ