ズボンが履きにくい

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ズボンを履く時に膝が上がりにくいと言う方がいる。膝を挙げる行為は股関節だけではなく、骨盤の動きと一緒にならないと挙げにくくなる。

施療着に着替えてもらう時に、動きを見ていると膝が挙らず着替えにくそうにしているの見る事が多くある。上の図のように骨盤と言うのは左右の寛骨(仙腸関節のある部分を特に腸骨とよぶ)と寛骨に間に入っている仙骨と言う骨で作られている。この寛骨と仙骨の間を仙腸関節といい、解剖学では不動関節で動く事は無いと定義されている。

しかし、現実には仙腸関節は可動関節であり、普段の生活やスポーツ、事故などの外力によって、変位が起こる。つまりゆがむと言う事である。仙腸関節は股関節と一緒に動き股関節の可動範囲以上に膝が挙ったりする。

この関節が動きが滞ると、腰痛、坐骨神経痛と言う症状が出る事もあり、痛みが無くても動きが制限される事があり、下肢の筋力が低下する事も観察されている。 骨盤の調整を行うと、下肢の筋力アップが起こり、膝を挙げる場合、非常に楽に挙げる事が出来るようになる。

階段で脚が挙げづらい、スボンや靴下が履きにくい、平らな所でつまづく等、骨盤の調整をする事で楽に動ける様になったりつまづきにくくなるため、この様な症状のある方は骨盤の調整をお勧めする。

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