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エコノミークラス症候群

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エコノミークラス症候群と言うのは、飛行機長く座っていたスポーツ選手がこの病気になり一般的に言われる様になったのだが、なにも飛行機で座っている時だけではなく、デスクワークの方が長く座っていても起こりうる事である。

この病気は、脚に血液が溜まり血栓をつくり、出来てしまった血栓が心臓や脳の血管を詰まらせると、命の危険に陥ると言う事である、現在、熊本で被災された方が車中泊をしているようだが、充分注意して頂きたい。

心臓は脚の血液を心臓まで引き戻す力は無く、脚の筋肉を動かす事で血液を心臓まで戻している。脚の筋肉の収縮がポンプ作用となって心臓まで血液を押し上げているわけで、そのため心臓に帰る血液、つまり静脈には弁があり血液の逆流を防いでいる。

したがって、脚を動かさないでいると血流は滞り、血液が固まり血栓となる。これを防ぐには脚を動かす事しか方法は無い。一番よいのは歩く事であるが、デスクワークの最中に歩く事は出来ないであろうから、つま先を伸ばしたり(足首の屈曲)踵を押し出したりする(足首の伸展)運動をお勧めする。

これはふくらはぎの筋肉を縮めたりストレッチする事で、筋肉のポンプ作用を使っている事になる。これなら、デスクワークの最中にでも行えるし、狭い車の中でも簡単に行える。また、膝の屈伸運動も効果的である。

熱が出たら?

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先週インフルエンザで施療を休んだ方がいらしたので、発熱について書いてみた。

発熱は風邪やインフルエンザの際に、身体が免疫力を上げるために起きる事で、実は喜ぶべき事である。身体が病気に対してきちんと反応している証拠であるからだ。

風邪を引いた時など感染したと言う情報を元に発熱の指令が出て、決めた体温まで熱を上げる事になり、決められた体温になるまでは体温が下がる事は無い。 発熱しないと言う方は免疫機能が低下しているのではないと思う。

解熱剤で熱を下げると薬の作用で一旦は熱が下がるのだが、薬の効果が切れればまた熱は上がる。それを繰り返すと熱が下がりにくくなり、いつまでも熱が高い状態になる。

しかし、発熱は必要な事であるが、脳にとっては非常な負担である事を忘れてはならない。体温は高い状態で維持して、脳は冷やす事が大事になる。脳はタンパク質で出来ていて、タンパク質は高温になると変性して硬化する。これは、水に生卵を落として、それを熱していくと、透明だった白身が40℃近くになると白く固まってくるのと同じ事である。 そして、脳の温度が42℃になると人は死ぬ事になる。だから、水銀体温計は42℃までだったのである。

免疫を高めるため体温は上げ、脳を守るため頭は冷やす。頭寒足熱は間違っていない事になる。 そして、もう一つ忘れてはならない事がある。発熱にはパイロジェンと言う発熱物質が必要なのだが、加齢によりパイロジェンは減ってくる。そうすると、当然発熱しにくくなる。老人の肺炎は死亡原因になるが、パイロジェンが少なくなっていると体温が上がらないため発見が遅れる事になる。これを無熱性肺炎と呼ぶようである。この様には発熱が無いと言う事は非常に怖い事である。

これを書いているうちに思い出したのだが、カイロの学生時代、生理学の体温調節の授業で上記の話しをしていて、最後に教授が「なんで、病院は薬を出すんだ?」と言い、答えに困っていたら「薬を出さなきゃ病院が儲からないだろ」と言っていた。

命がかかっている場合は薬も必要だが、風邪とかたとえインフルエンザであっても薬は必要ない。しっかり休んでビタミンCと水分をとり、頭を冷やしていればそれでよいのである。

関節を鳴らすと?

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指の関節を鳴らすと節が太くなる。と言われたものだが、実は本当の事である。 関節は関節包という袋に包まれていて、その中には滑液という液体が入っていて関節の潤滑を行っている。

関節を急激に曲げると関節包の中が陰圧になり、滑液に溶け込んでいる窒素(と、言われている)が気泡になり、それがはじける時に出る音と言われている。非常に小さい気泡なのだが、気泡がはじける時にかなりの高温になるため、関節軟骨を破壊してしまう。破壊された軟骨は修復されるのだが、繰り返しポキポキするためだんだんと関節が大きくなってしまうのだ。

よく自分でクビをボキボキ鳴らしている方を見かけるが、首の関節も同じ事が言える。音が出るとすっきりした気分に鳴るのだが、自分で鳴らす時にはたいして動きの悪くない関節が鳴る事が多いと考えられ、一番動かしたい関節を自分で動かす事は難しいだろう。

整体といわれる手技の中には頭を両手で持って左右に勢いよく捻る様な事をしているのを見かけるが、これも非常に怖い事なのである。カイロプラクティックでは個々の関節の動きを検査して、動きが悪い関節のみの動きを調整する。動きがよい部位は調整する必要がなく、却って症状の悪化に繋がる事もある。
調整の際に音が出る事もあるのだが、音を出す事が目的ではない。何度も鳴らすと首だけではなく指の関節と同じ様に関節が大きくなってしまう。関節が大きくなると却って動きが悪くなる事もある。指同様に首も鳴らさない様にした方がよい。

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