本日(1.9)来院したクライアントさんが話してくれたのだが、暮れに奥様がつまづいて左手を付き中指の靭帯を断裂して、年明けに手術をしたそうだ。 検査をする時に痛みが出るため、麻酔をして中指の外転、内転テストを行ったそうだ。 「横に動いた時はじん帯が切れている」と説明を受け、手術を決定した。
以前のブログに書いたが、靭帯の損傷はその関節の機能が失われる事が最大の問題となる。靭帯が断裂したりゆるくなると動くはずの無い方向に関節が動いたり、関節の位置が悪くなる事で正常な可動範囲が得られlなくなる。肘関節や膝関節が横に動いたり、膝蓋骨を安定させている内、外側膝蓋支帯のどちらかが断裂すると膝の屈伸時に膝のお皿が外側または内側に落ち込んで、膝が伸ばせなくなる。などを観た事がある。
この様な場合は病院で靭帯の修復を行う事が必要になる。けっしてほっておかずきちんとした治療を受ける事。民間施療では決して治らないので、大きな受傷時はまずは検査をお勧めする。
スノボで雪壁に左肩をぶつけて腕が上がらなくなった方がいらした。以前より肩こりや頭痛の施療していた方で現在は数ヶ月に一度連絡が来る。 左肩の状態は自力で前に90°弱までしかあげられない。肩関節の検査をすると、驚くほどではないがゆるくなっている。本人は打撲程度と思っていたが思ったより痛みが強く腕を動かす事が出来無くなっていた。
骨盤、頸椎調整をして、仰向けの状態ででマッスルエナジーテクニックを利用し肩関節の調整して最後にテーピング。 着替えやすくなり、自宅でアイシングをしてもらいながら、自力での調整方法を話して、週明けにまた来る様にしてもらう事にした。
このような状態をほっておくと時間薬で痛みは引いて行くが、靭帯が引き延ばされているため関節はゆるい状態になっている。そのため時間が経過していくといわゆる四十肩になり、痛みを我慢して長期間動かさずにいると今度は固着してしまい関節の可動域が狭くなり腕の動く範囲が狭くなる。
引き延ばされた靭帯は元に戻る事は無いのだが、初期の施療である程度の回復が望めるので、受傷した場合は、安静にして患部のアイシング、三角筋などで腕を吊って肩関節に荷重をかけない様にしてなるべく早く調整する事をお勧めする。
最近は女性でも履いている方を多く見かけるが、少し前までは見た目がよくないためか履く方は少なかった。確かに靴を履いた時は窮屈感もあるのだが、いざ歩き始めると足の指がしっかり働いていると感じる。
以前来院た女子高生なのだが、右脚を振り回す様に歩くため、お母さんが買い物に連れて歩けない。と話してくれた。狭い通路で下段の品物を蹴っ飛ばしてしまうそうだ。
本人は左脚の感覚がおかしく感じており、靴を見るとつま先がすり減って穴があいていた。女子校のため靴や靴下は校則にそった物でなければならず、歩きやすい靴を履く事が出来ずにいた。
中学の時にダイエットで縄跳びをしたのだが、その後、ふくらはぎが固くなり歩きづらくなったもので、骨盤もかなり可動性が悪くなっていた。10回ほど施療し学校以外はは素足で生活させてみた。調整後は歩きやすくなっているが翌日は歩きづらくなってくるので、五本指靴下を履かせたところ、非常に歩きやすくなったと言い、来院時の歩行も普通に歩いて入って来た。
通学時はシルクの五本指靴下の上から学校指定の靴下を履く様にしてもらった。二重履きでも五本指靴下の効果は変わらないと聞いていたが、やはり大丈夫のようだ。 12回ほど調整したのだが、疲れると足を振りまわす様になるがそれ以外では普通に歩ける様になったため施療終了とした。
現在、来院中の女性も、自宅で靴を履いていなければ何ともないのだが、靴を履いて立っている時に足の裏が辛いと言っていたので、五本指靴下を履いてもらったのだが、非常に楽になったと言っていた。足底のテーピングを教えて五本指靴下で通勤している。靴の中で足の指が自由に動く事が重要と思われる。出来れば歩行時は五本指靴下でスポーツシューズまたは歩きやすい靴の靴ひもをきちんと締めて歩く事をお勧めする。