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頸椎・脊柱管狭窄症

しばらくぶりに来たクライアントさん。相談があると電話で話していた。 腕から指にかけて違和感があり、特に左手の中指の違和感が強いという事。

本日、MRIの撮影をして「神経が細くなっている」と言われ手術を勧められた。実際には狭窄症と言われなかったそうなのだが、見せていただいた手術の説明書では、脊柱管狭窄症の説明が書いてあった。

指の感覚がわるくビニール袋越しに物触ってる感じがすると話していて、力も入りづらくお菓子の袋も開けられなくなっている状態である。普段の生活が出来ないわけではないが不自由を感じているという。

施療前の検査では、首の下側が左に曲がりづらさがあるが、曲げた時に症状の悪化は無い。しかし、肩周りに筋肉は非常に張っていて凝り固まっている感じを受けた。 骨盤は両側に前方変位がある。骨盤の両側を調整後、仰向けで頸椎の触診をすると第5頸椎と第6頸椎の間に強烈な可動制限があったので、持続圧をかけていったところ、わずかではあるが可動しはじめた。脊柱管狭窄症に強い調整は行いたくないので、時速圧とマッスルエナジー法による調整を主体にしていこうと思う。

さらに検査で気づいたのは肩関節の「ゆるみ」があった。座らせて床方向に腕を引くと肩関節に隙間が出来るのが触診できる。ご本人にも確認してもらった。 手首にもつまり感が出ていたのでそれぞれの指を調整する。着替え終わって話しをしている時に、左手の指を動かしはじめ「むくみがとれて動かしやすい」と言っていた。 肩周りに筋肉も柔らかくなり、調子が悪かったため自分で力を入れて状態だったと思われる。

やはり、握力の低下など手の問題は肩関節が原因と思われる事が多く観察される。乳がんで腋窩リンパと鎖骨下リンパを切除した母も、多く腕を使うとむくみが出る事があり、肩関節、肘関節、手関節の調整を行うとむくみがとれるのだ。肩関節や手首の関節が密着すると驚くほど指の動きが滑らかになる。頸椎だけが手の不調の原因ではない事がわかる。

このクライアントさんにはしばらく施療を続ける様に話し、頸椎のアイシングを指示した。しばらく、この方の状態を書いていこうと思う。

小児まひのある方への調整

10年ほど前に来院した50歳男性。紹介者とともに来院、症状は腰痛と坐骨神経痛。 入室時右脚を引きずっていたので、「右脚ですか?」と聞くと、紹介者が「この人は右に小児まひがある」と説明してくれた。

坐骨神経痛は左側で原因は左仙腸関節の前方変位であった。小児まひのせいと思うが、右側にも同じ変位があり、こちら側は、麻痺のため歩行がしづらいためと思われる。

初回の骨盤調整で坐骨神経痛は治まったが、腰痛が残っていたため、週1回のペースで調整を続けたところ、8回か9回目の施療時、「最近、右足趾が動く様になって来た。凄くうれしい」と右足趾で床をつかむ様に動かしているのを見せてくれた。

以前はこのようなつかむ動きは出来なかったそうで、仙腸関節の調整で神経伝達が善くなるのは、調整前と後で筋力がアップする事で経験があったが、小児まひの方にこれほど効果がでるとは想像していなかった。

もちろん、小児まひが完全に回復するわけではないが動きの悪さは、まひだけが原因ではなく、動かしづらさなどで関節の密着が悪さが影響を与えてるのではないかと考えている。

足趾の冷感 バージャー病

「冷え性と思っていたら他の病気がある。」という内容のニュースを見たのだが、 来院の方にもそのような方がいた。

40代後半の男性。右脚の痛みで来院。腰痛もあり坐骨神経痛と判断して、可動性の検査をすると確かに右仙腸関節の前方変位があった。仙腸関節の前方変位は是骨神経痛の大きな原因なのだが、脚の触診をすると左母趾は温かいが右母趾に冷感があり、右足は後脛骨動脈、足背動脈の脈が触知できない。

実は問診時に感じた事だが、口臭がきつく、歯茎の色も茶色くなっている。喫煙期間もかなり長い。この時点で脚の痛みの原因は血流障害であるバージャー病ではないかと予想していた。そのため、脈の検査を何回も確認したのだ。

状況を説明をして病院の受診をすすめ、その日は通常通りの調整をした。次回、病院の検査の結果を教えて欲しいと言ったのだが、まだ受診していないとの事だったので、通常の調整をした。

正直に言うとバージャー病ならカイロプラクティックなどするべきではないと思っていたのだが、受診結果を聞きたいため、再び受診を強く勧め予約をしてもらった。 4回目に来院した時に受診して来たというので、結果を聞くと「何ともない。異常なしだったよ。」と不快そうに話してくれた。

この病院の診断に非常に驚いた。脚の痛みと足趾の冷感、脈拍の触知が出来ない。この条件で異常がないはずが無い。 結果的にこのクライアントさんは私に対する信頼をなくし以後来院しなくなった。

しかし、このような状態を異常なしと診断した方がおかしいのではないかと思っている。 ほっておけば壊疽を起こし脚を切断する事になる。その後どうなったか心配である。

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