足の趾(趾→あしゆびの事)が浮いている方が増えているようだが、実際、両足をそろえて立てない方がいる。両足をそろえると後ろに倒れてしまうのだ。この方達を観察すると、体重が踵の上に乗っている事が解る。 ヒトを横から見た状態では重力線は土踏まずの中央にあるのが理想と思う。そのまま上に上がっていくと大腿骨の大転子をとおり、肩関節の中央位を抜け、外耳孔を通り頭頂に出る。
足をそろえて土踏まずを下から見るとドーム状になっていて、この中央に体重がかかれば前後のバランスがいい事になる。例えば回転椅子の足など見ても軸から4本ないし5本の足が張り出すが、足の長さはすべて同じになる。 土踏まずはドーム状になっているからその中央に加重するのが一番安定するはずである。
では、なぜ踵の上に荷重がかかるのかと言うと、骨盤の変位が一番の原因ではないと思う。立っている時の骨盤は上前腸骨棘と恥骨結節が一線上に来るのが正しい状態であり、このバランスをとっているのが腸骨の形だと考えている。
上半身を乗せた骨盤は立っている時に股関節が支点となり前後に回転する様に動き、前後のバランスをとっているのだが、仙腸関節に変位があるとバランスが崩れ、特に寛骨の前方変位があった場合、変位側の骨盤は全体が後方に移動する事によって荷重が後ろに移動する事になる。 本来、土踏まず中央にあるはずの重力線が踵に移動し後ろ過重になってしまう事になる。 後ろ過重になれば当然足の趾が浮く様になる。
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仕事場までの約4kmを徒歩通勤している。
歩く事は『腰痛対策になる』と話す方が多いと思う。
理由としてたいていは筋肉の話しになるのだが、歩行はたいして筋肉を使っていないと考えている。階段や坂道を多く歩く方は相当筋肉を使うが、平坦な道を歩いているだけなら筋力はそれほど強くならないからだ。
直立二足歩行をする「ヒト」が歩いているだけで筋力を使い、エネルギーを消費するのでは大変な事だと思う。移動だけで疲れてしまうわけだから。もちろん筋肉をつける事が悪いわけではない。
歩く事は骨盤の動きを正常化して、骨盤の可動が正常になれば、脊柱の可動性も良くなってくる。 といっても、ゆっくり歩いたり、歩幅の小さな歩き方ではあまり良い効果は得られない。
大股早歩きが基本。身長にもよるが1kmを10分くらいで歩く様にしている。仕事場まで40分くらいで歩く様に心がけている。
靴選びに関してはそれほど高い靴でなくても大丈夫だが、靴ひもはきちんと結ぶ事は大事である。踵をきちんと合わせて、つま先は少し遊ぶ様にし、足の甲の部分でしっかり結ぶと歩きやすくなる。
毎回結ぶのは大変なのだが、慣れてしまうと緩い靴では歩きにくくなり、結ぶ事が当たり前になる。
本来は40分くらい連続で早歩きすると良いのだが、夏場など汗をかいたまま電車に乗っていったり、夜遅くに帰ってくる方に「よく歩いて下さい」というのは無理があるので、駅まで自転車であればそこを歩く様にしたり、エスカレーターを使わず階段にすれば筋力も上がってよい効果がある。
心臓などに病気のある方は医師の診断のもとに行って下さい。
自分の扁平足を考察してみると、なりはじめたのは中学生の頃だと思われる。 その頃から第二第三の足趾の付け根に『魚の目』があり、多い時には3箇所に魚の目が出来ていて、ひどい時は足を引きずる事もあった。 時折魚の目の外用薬を塗布していたが、ある日、柔らかくなった皮膚を切っていたら、痛みを感じず少し深く切ったら大量の膿みが出て中に三本の太い芯が見えた事があった。
たこも魚の目はその場所に刺激があるため刺激から皮膚を守るために皮膚が硬くなって行く事で、たこが進行すると皮膚の中に芯が出来始めるのが魚の目。 そのため扁平足になると足の縦足弓(じゅうそっきゅう=土踏まずの部分)と横足弓が押しつぶされて地面または履物に第二第三の足趾の付け根が強く当たり皮膚が硬くなってしまう事で、たこや魚の目になってしまうのです。もちろん個々の体質があるため誰でもたこや魚の目になるというわけではないのですが。
開業してから自分の身体の荷重偏差が解り、中学生の頃にはすでに左に荷重(正確には右非荷重)していたために左足の縦足弓と横足弓が潰されていて第二第三の足趾の付け根は絶えず靴に押し付けられている状態になっていた。整備士時代には安全靴を新しくすると必ず魚の目が酷くなってしまった事があった。後年、スニーカータイプの安全靴に変えてから魚の目が出来なくなって来た。
いろいろ薬などがあるが、カイロの学生時代に教わった方法で「重曹+ひまし油」を塗布するというものがあります。 作り方は簡単で、重曹とひまし油を耳たぶくらいの硬さまで混ぜ合わせ、それを傷テープにつけて貼るだけで刺激もありません。
日中は歩くため剥がれてしまうでしょうから就寝時に行えばいいし、剥がれない場所ならそのままにしておいていいでしょう。テープかぶれが無ければ毎日張り替えてかまいませんし、かぶれる方は一日おきでもいいでしょう。
長女が小学一年生の頃、母趾に魚の目が出来た時は10日ほどで小さくなりその後、数日で無くなりました。 自分自身では、今年の夏頃になぜか右示指に魚の目が出来たのですが、この方法で4〜5日で消えました。
魚の目の方はお試しになってはいかがでしょう。