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突き指をした時には?

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腰痛や、頚部痛などで施療に来ている方が、趣味でバレーボールをしている。先だっての施療で右薬指を突き指したと話していた。 検査すると基節骨と中節骨の関節が横に動いてしまう。関節の横に付いている側副靭帯が損傷したのだろう。

昔は突き指をすると引っ張っていたものだが、これは間違っていて決して引っ張ってはいけない。 突き指をしたら、アイシングと固定をする事が大事になる。指の関節に厚紙でよいので適度な幅に切って、関節を挟む様に綿テープなどで固定するだけでも効果がある。指の曲げ伸ばしが不自由になるが、アイシングと固定をする事で回復はかなり早くなり予後もよい。

指の骨折は、骨折と気づかない事もあり、受傷からかなり時間が経って、痛みが引かずにいたため受診した時には、すでに治りかけていたという事例もあるので、腫れがひどく痛みが強い時には骨折が疑われるので病院の受診をお勧めする。

ベーカー膿腫って?

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膝痛の方を触診すると、膝の裏にふくらみを感じる事がある。これをベーカー膿包または膿腫というのだが、原因ははっきりしておらず、リウマチとか変形性膝関節症、膝関節の使い過ぎと言われている。

五十代から七十代に多く観られると言うが、若い方でも相当数いると思われる。症状は膝関節の痛みや窮屈感があり、正座をすると窮屈感が顕著に現れる。以前施療していたクライアントさんは病院で検査を勧めたが、ベーカー膿腫に間違いはないが一旦様子を見ると言われたと、施療に戻って来た。その後引っ越されたため施療は終了となったが、自宅でのアイシングを続けてもらう様に指示した。

先日書いた様に寛骨の前方変位があると同側の股関節の内旋変位が起こり、同側の膝関節の屈曲変位が起きやすくなる。この状態は膝関節にとり非常に悪い形であって、大腿骨と脛骨の当たりが悪くなって炎症を引き起こす事になり、膝は冷やす事で炎症を抑えるために水を溜める事になる。 水が溜まり続けると膝化膿包にも水が流れ込んで、膝の裏に腫脹が起こる。

気がつかない方もいるのだが、うつ伏せで膝を深く曲げた時の膝の曲がりにくさを指摘すると納得してもらえた事もあった。 リウマチ等の病理が無ければ、やはりアイシングが一番よい処方となる。10分か15分くらいを毎日2回から3回続けていくと10日から2週間くらいで落ち着いてくるのが普通であり、治まらなくてもアイシングは続けていく方がよい。もちろん、骨盤や股関節と膝関節の調整は重要である。

膝関節を痛めると大腿の筋肉が減る?

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写真が小さく解りづらいが左右の脚を見比べると左脚の外側がやや細くなっているのが解るだろうか。さらに右脚より左脚がやや内側を向いている。現在、左側坐骨神経痛と股関節痛で施療中のクライアントさんなのだが、左の膝関節もやや大きく見えるのは水が溜まっている状態である。

自身の体験も含めて現在腰痛と股関節痛を施療中のクライアントさん3名を観察すると、股関節痛のある側の膝関節にも水が溜まっている事が解った。膝関節の検査をすると関節の動に制限がある。 そして、何より股関節痛のある側の外側広筋(大腿外側の筋肉)の萎縮が観られる。

今までも同じ事が観察されたが、自身も左膝関節を痛めた時に左外側広筋の萎縮があり原因が解らないでいたが、整形外科医の書いた本を読み、筋萎縮が起こる事に納得ができた。

その本によると、『痛めた膝は関節を守るため筋肉を萎縮させる。』と、書かれていた。自身が膝を痛めた時には特に腰痛があるわけでもなく、神経障害があるわけでもないのに、なぜ筋萎縮が起きたのか理解できずにいたのだが、実際にアイシングして腫脹が治まり痛みが引いてくると、自然にもとの筋量に戻ったのだ。

この事を考えると、一般的な処方として、膝関節の痛みには大腿四頭筋を鍛えると言われているが、膝自身が膝関節を休ませるために筋萎縮を起こしているのなら、膝痛の患者さんに筋トレをさせるのは間違っているのではないだろうか。 前回のブログでは代謝アップのために筋量を増やすと言う事に疑問をていしたが、関節の障害が治まると筋萎縮も治まり元に戻る事を考えると、やはり、筋トレより現在ついている筋肉をよく使う事の方が大事で、関節の調整をすると言う事は非常に重要な事と思える。

自宅で膝関節を調整する方法

1.スクワットを行う。これは大腿四頭筋の筋トレと言うより膝関節の屈伸により関節面を密着させる事が意義となる。どこかに掴まってもかまわないので、痛みが出ない程度で屈伸を10から15回程度行う。

2.スクワットをした後には必ずアイシングを行う事。時期が時期なのでアイシングは辛いかもしれないが、やはり、炎症のため腫脹しているのだからしっかりアイシングする事をお勧めする。

参考文献 『考える膝』全日本病院出版会  著者 井原秀俊(整形外科医)

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