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手首の痛み、実は肘に原因が!

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手首が痛いと言う方の手首を検査したところ、掌屈(手のひら側に曲げる)と撓屈(親指側に曲げる)に制限があり、撓屈した時に痛みが出た。 親指と手首の間の関節を掌屈できる様に調整したのだが、撓屈の制限と痛みが引かなかった。

撓屈の制限をよく見てみると、肘関節の一部である上撓尺関節に問題があるのでは考えてみた。 肘内障と呼ばれる肘関節の障害があるのだが、小さなお子さんの肘が抜けるという症状であるのだが、この方は運動をしているので、腕を突いたりぶつけたりしているのだろうと思うが、原因ははっきりしない。

この症状は撓骨頭と言う部分が撓骨輪状靭帯から抜けてしまう状態の事である。 もちろん完全に抜けていれば脱臼になりカイロプラクティックの範疇ではないが、触診すると右側より左側の方がわずかに関節の隙間が広く感じたので、肘内障の調整をしたところ手首の撓屈が回復し痛みも消失した。

手関節の不調も手首だけではないと言う事を考える必要がある。

突き指をした時には?

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腰痛や、頚部痛などで施療に来ている方が、趣味でバレーボールをしている。先だっての施療で右薬指を突き指したと話していた。 検査すると基節骨と中節骨の関節が横に動いてしまう。関節の横に付いている側副靭帯が損傷したのだろう。

昔は突き指をすると引っ張っていたものだが、これは間違っていて決して引っ張ってはいけない。 突き指をしたら、アイシングと固定をする事が大事になる。指の関節に厚紙でよいので適度な幅に切って、関節を挟む様に綿テープなどで固定するだけでも効果がある。指の曲げ伸ばしが不自由になるが、アイシングと固定をする事で回復はかなり早くなり予後もよい。

指の骨折は、骨折と気づかない事もあり、受傷からかなり時間が経って、痛みが引かずにいたため受診した時には、すでに治りかけていたという事例もあるので、腫れがひどく痛みが強い時には骨折が疑われるので病院の受診をお勧めする。

ベーカー膿腫って?

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膝痛の方を触診すると、膝の裏にふくらみを感じる事がある。これをベーカー膿包または膿腫というのだが、原因ははっきりしておらず、リウマチとか変形性膝関節症、膝関節の使い過ぎと言われている。

五十代から七十代に多く観られると言うが、若い方でも相当数いると思われる。症状は膝関節の痛みや窮屈感があり、正座をすると窮屈感が顕著に現れる。以前施療していたクライアントさんは病院で検査を勧めたが、ベーカー膿腫に間違いはないが一旦様子を見ると言われたと、施療に戻って来た。その後引っ越されたため施療は終了となったが、自宅でのアイシングを続けてもらう様に指示した。

先日書いた様に寛骨の前方変位があると同側の股関節の内旋変位が起こり、同側の膝関節の屈曲変位が起きやすくなる。この状態は膝関節にとり非常に悪い形であって、大腿骨と脛骨の当たりが悪くなって炎症を引き起こす事になり、膝は冷やす事で炎症を抑えるために水を溜める事になる。 水が溜まり続けると膝化膿包にも水が流れ込んで、膝の裏に腫脹が起こる。

気がつかない方もいるのだが、うつ伏せで膝を深く曲げた時の膝の曲がりにくさを指摘すると納得してもらえた事もあった。 リウマチ等の病理が無ければ、やはりアイシングが一番よい処方となる。10分か15分くらいを毎日2回から3回続けていくと10日から2週間くらいで落ち着いてくるのが普通であり、治まらなくてもアイシングは続けていく方がよい。もちろん、骨盤や股関節と膝関節の調整は重要である。

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