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トリガーポイントをほぐすのはいい事?

腰や肩などの筋肉の中にコリコリと硬い塊のようになっている部分がある事がある。このような部分を『トリガーポイント』と言っているが、なぜこの様になるのかはっきりとは解っていないようだ。 一般的には『スポーツ障害、転倒や悪い姿勢などで筋肉の一部が収縮した状態で元に戻れなくなっている』と解説されている。そのため、ストレッチや指圧のような方法でトリガーポイントを解消しようとするのだが、施療の中で感じる事は、『筋肉が収縮した状態』では無いと考えている。

トリガーポイントが発生している筋肉を観てみると『引き伸されて』いる筋肉に発生しているように感じる。たとえば肩甲骨から上腕骨大結節後面に着いてる棘下筋という腕を外旋(外側に捻る)筋肉があるが、肩関節を痛めた方の棘下筋に多く見受けられる。肩関節がゆるくなると腕は前方と下方に下がった状態になる。この状態の腕は内旋と内転がしづらくなり、棘下筋が常に引き伸されている状態になっている。

棘下筋に係らずトリガーポイントの発生している筋肉は関節の変位が起きて、変位の起きた反対側の筋肉が引き伸されてある部分がつよく障害されていると思われる。したがって、揉みほぐしたりストレッチを行う事は逆の施療となる。

引き伸された筋肉は縮めて(元の長さに戻す)、縮んでいる筋肉はストレッチ等で引き伸す(これも元の長さにする)必要があり、関節の位置を正常に戻す事と同時に行う事が大事になる。

間違ったストレッチを行うと!?

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最近では運動前のストレッチはパフォーマンスを落とすという事で、競技前は入念なストレッチは行わない様になっているようだ。ストレッチは練習後や競技終了時に行う様になって来ている。筋肉は縮む事が仕事で縮む事により関節が動く。縮んだ筋肉の反対側の筋肉は『引き延ばされる』のであって、筋肉自身が『伸びていく』事は無い。筋肉は引き伸されてしまうと力が入らず、そのため競技の前にストレッチを行う事は筋肉に力が入らない様にしている様なものとなる。

ストレッチの必要性は理解しているが、必要以上に筋肉を引き伸ばす事には反対である。なぜなら筋肉は引き伸ばされる事で障害される。整体やマッサージなどで張っている筋肉を緩めるとかストレッチが必要とかで揉みほぐしたり、引き伸ばす事があるが、身体に傾きがあると傾いている反対側は筋肉が張っている事になる。

一般的には『張っている筋肉は縮んでいて伸びが悪くなっている』と判断されているようだ。そのためその筋肉をストレッチするのだが、身体の傾きによって引き延ばされている筋肉をもっと引き伸ばせば、当然ながら筋肉は障害されやすくなり、その筋肉をさらに引き伸ばす様な外力が加わると、いわゆる『肉離れ』という状態になる。ギックリ腰や寝違いも同じ原理である。

学生時代は競泳をしていたが、準備体操ではアキレス腱を『弾み』を付けて伸ばしていたが、今考えると非常に怖い事であった。もしアキレス腱に肉離れが起きた場合、練習なら休めばいいが試合前ならせっかく練習して来た事が無駄になる。テレビのインタビューである水泳選手がコールされた後にストレッチをしたら『ギクッとなった』と話していた。これなどはストレッチの功罪を表している。もし、肉離れを起こした場合は、安静にしてアイシングをして、テーピングが出来るならテーピングで安定させる事が必要となる。地域のクラブチームで子供たちを教えているスポーツの指導者はこの事をよく考えて指導して欲しいと思う。

喘息発作 骨盤と胸郭の調整が大事!

喘息で苦しんでいる方が多くいると思うが、骨盤と肋骨の調整で発作が軽くなる事がある。肺とは「他動臓器」であり、胸郭が広がる事で胸腔の陰圧が大きくなり肺に空気が入ってくる構造になっている。吸気時は横隔膜が下がり肋間筋が働き肋骨を開かせる事で胸腔の容積が大きくなり呼気時はその反対が起こる。 ぜんそくとは息が吐けない病気であるという事を考えると、胸腔が広がったままでいるという事になる。息を吐けないからその次の息を吸う事が出来ない状態である。したがって、胸郭の動きを整える事で喘息発作を押さえる事が出来る事になる。

喘息のお子さんを持っているお母さんが「かわいそうだけど、後ろから羽交い締めにして胸を強く押すとよい」と話している番組を見た事がある。 これはまさしく肋骨の調整を行い胸郭の動きを正常にしている事に他ならない。肋骨の動きを抑制しているのは骨盤であり、仙腸関節の両側がゆるい状態になっているので、骨盤の調整後、胸椎、頸椎の調整を行った後に、胸郭の動きを正常に調整する事で発作は軽くなっていく。

運動する事で発作が軽くなっていく事は知られているが、中学時代の同級生で酷い喘息で体育の時間は見学をしていた男の子がいてよく欠席をしてい。しかし、卒業間近に剣道をやりたいと、入部希望をしたのだが両親と医師に「埃を吸うから止めた方がよい」と言われていた。相変わらず授業の欠席は続いていたが、どうしてもという本人の希望で剣道部に入部をしたところ、欠席する事が無くなり顔色も良くなって来たのを覚えている。

やはり動く事で胸郭の可動がよくなった事で呼吸が出来る様になったものと考える。 もちろん、肺や気管支に何らかの病変がある場合は医師の指導が必要であり、誰しもが同じという事ではないが、運動や胸郭の調整は発作を押さえる事が出来ると思っている。また、胸郭のアイシングも効果的である。やはり気管支の炎症があるため、アイシングの場所は気管分岐部である第4肋骨付近(乳頭線=乳首を結んだ線)になる。時間は10〜15分くらいでよく、一日に数度行うと効果がある。喘息の方は試してみるのをお勧めする。なお、アイシングは『部分』を冷やすのであって、体温を下げてはならない事に注意をする事。温かい部屋で寒くならない様にして行う事が大事になる。

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