60代男性 数年前にゴルフを始めた事がきっかけで左の股関節痛が発現した。以前に腰痛で施療をしていたのだが、ある程度痛みが無くなり仕事の都合もあって施療をしていなかったのだが、つい先だって左股関節痛が強く歩行で痛むと連絡が来た。
姿勢を見ると腰部が左に移動して上半身は右に傾き頚部を左に倒して立っている。歩行も同じ様な姿勢で歩いている。腰部のゆがみは今の車に変えてからゆがんだようだと話している。 骨盤と腰椎および頸椎の調整を行い、股関節を内旋と内転に可動制限を感じる。
可動性の調整をマッスルエナジー法で行う。後日話しを聞くと翌日は痛みがあったがその後歩きやすくなっていると言っていたが、やはり痛みが出てくるのでレントゲンを撮ってみても異常無しと診断され、治療も無し。レントゲン上で病理が無いので骨盤、股関節の調整を続ける。仕事の都合で週一回程度なら来られるというのでこちらでの調整と、自宅でも股関節の自己調整をしてもらう様にした。
世界卓球の試合後の様子を見ていたが、卓球の選手も試合後は肩関節や手関節のアイシングを行っているのが映っていた。アイスバッグも使用していたが、ビニール袋に氷と水が入っていて、それを肩関節に置いたのだが、それをラップで固定しはじめた。
プロ野球ではアイスバッグをテーピングテープでがっちり固定しているが、テープ自身が結構値が張るため、自宅アイシングをする時にはお勧めできなかったのだが、ラップなら安いし、肌に直接巻いてもかぶれる事もないだろうし、粘着材が皮膚や来ているものに付く心配も無い。最も肩関節に使うには一人では無理なのだが。
膝のアイシングではアイスバッグがずり落ちて冷やしにくいのだが、ラップで固定するのならずいぶんと楽に固定できそうである。両手が使えるなら一人で出来るしテープで固定するより便利に感じた。アイシングの際には使ってみてはいかがだろうか。
※アイシングの方法
アイスバッグ(ビニール袋で代用できる)に氷と水(9:1の割合)を入れ、患部に20〜30分あてる。2〜3時間置きに一日3回程度すると回復が早くなる。
以前通っていた女性から施療依頼があり頚部痛があると言っていた。4トン車の運転なのだが、この方は身長が低く4トン車では運転が大変だろうと思っている。花の市場で仕事をしているので市場の中をかなりの重量の台車を引いて歩き回り、その後、積み込みをして配達をしていると話していた
現在の症状は、左に側屈をして後ろに倒すと頚部の左側に痛みがあり肩甲骨の間くらいまで痛みが出ると言っていて運転時、左右や後方の確認をする時に辛いという事である。
仰向けで頸椎の検査をすると下部頸椎右側に可動制限があり、上部と中部は左側の側屈制限がある。 可動制限の部位を調整するとだいぶ動きやすくなったと言っていた。しかし、仕事の姿勢で現在の症状が出ているようなので、少し続けて施療をする様にしてもらった。 この様な時には調整後、自宅でアイシングが有効である。