引っ越しではやりギックリ腰や頚部痛が多く有ります。この様な事にならない様に注意する事を書いてみます。
1.物を持つ挙げる時には膝を曲げる。どんな軽いものでも油断せず膝を曲げて腰や腕の力だけで持ち上げない事。
2.高い所のものを取る時や乗せる時には、しっかりした台に乗り不安定な姿勢にならない様にする事。
3.上を向く時にはゆっくりと。頸椎の動きの悪い方で蛍光灯を取り替えようとして首を痛めたという事も有ります。
4.出来ると思っても重量物は一人で運ばない。または、本などは小分けにして運ぶ。
5.時節柄、花粉症などでくしゃみが出そうな時はどこかにつかまり小さくしゃみをする事。
他にもあるでしょうが、筋肉は引き延ばされる事で障害されます。くしゃみや咳で筋肉は引き伸されてしまいます。床の物を持とうとした瞬間が一番危険です。ですから膝を曲げて腰の筋肉だけを引き伸さないようにする事が大事です。 もし腰痛が出た時は、まず休息を取る。一番痛い所をアイシングする。これを行って下さい。呉々もご注意を。
三ヶ月ぶりにいらしたクライアント。現在は特に症状は無いと言っていたが、一ヶ月前にかなり強い頭痛が10日ほど続いたようだ。痛み止めもあまり効かなかったらしい。 最も鎮痛剤は使えば使うほど利かなくなり、却って痛みに敏感になると言う。使わないにこした事は無い。
姿勢を見ると骨盤の位置が右に寄っていて、頚部も右に倒れていて上部頸椎がそれを建て直している。 左仙腸関節の前方変位、第三腰椎と第四腰椎で左右に側屈が出来ない。第七頸椎と第一胸椎の間で左に側屈制限があり、頸椎検査では左側が全体に動きが硬い。第一頸椎は左側方変位と後方変位。第二頸椎と第三頸椎は両側に側屈制限。
仕事が大工のため床張りのなどではうつむきの姿勢が多いため頸椎や腰椎が絶えず屈曲されている。そのせいで伸展や側屈に制限が出る事になる。 調整後骨盤の右側移動はだいぶ改善されて、頸椎の動きも可動域が増した。
来週に時間が取れるそうで続けて調整が出来ると言っていたので、症状の改善が期待できそうだ。
慢性的な腰痛やギックリ腰をした時は椅子の立ち座りが辛い事がある。文章にすると少し解りにくいと思うが、自分がギックリ腰をした時に楽に立ち座りが出来た方法を書いてみる。
座り方
まず、椅子にまたがる様に立ち、大腿の付け根(股関節部分)に手のひらの手首に近い所を付ける。 背中を丸くしない様にしながらゆっくり腰を下ろしていく。その時に手のひらで大腿を押し付ける様に力を入れて上半身を支えると姿勢が安定してゆっくり座っていける。
立ち方
椅子に座った姿勢は座面より足裏が前にあるため、立ち上がる時は背中を丸くして体重を前に移動させなければならない。ギックリ腰では背中や腰を丸くする姿勢で痛みが増悪するので立ち上がる事が困難になる。 立ち上がる時は踵を浮かせてつま先をお尻の真下くらいに移動させ、手のひらは座る時と同じ場所に起き、背中を真っ直ぐにしたまま手のひらで大腿を押し付ける様にしながらつま先で立ち上がる。
このようにすればデスクワークの多い方でも立ち座りが楽に行えると思う。 特にギックリ腰の場合では椅子の背もたれにクッション等を置き背中が丸くならない様にするのも大事である。