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坐骨神経痛って?

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施療中のクライアントさんから「坐骨神経痛ってなんなの?」と聞かれたので、簡単に書いてみる。

神経痛というのは、神経走行にそって激烈な痛みが起きる事。と定義される。 背骨の腰の部分から(腰椎)から出ている神経(坐骨神経)に『何かしら障害』を受け大腿の裏側やふくらはぎおよび足趾(あしゆび)に痛みや、しびれが出てくる。

この『何かしらの障害』というのは、一般的に椎間板ヘルニアなどで『神経根の圧迫』と言われている。 しかし、神経というのは圧迫より『牽引』される事の方が障害が強いと考えられる。もちろん、事故等で神経根を潰す様な障害があれば別の話しになるが。

骨盤や腰椎のゆがみによって、徐々に坐骨神経が牽引されると、身体を動かした時に臀部や大腿の後ろに「ビリッ」とした痛みやしびれが出始め、段々と痛みやしびれが続く様になる。

病院での治療としては、痛み止めの投薬などで様子を見る「保存療法」、腰椎を牽引を行う「牽引療法」、外科的な手術や、神経根ブロック、硬膜外ブロックそしてレーザーによるヘルニア除去などがある。

手術で効果がある場合もあるのだが、効果がない場合も多々ある。また椎間板ヘルニアは坐骨神経痛の原因ではないとも言われていて、牽引療法を行った事で症状の悪化が起こる事もある。

この様な場合、骨盤の調整を行う事で痛みやしびれの軽減や消失がある。手術を勧められた場合は骨盤や腰椎の調整をお勧めする。もちろん脊髄自体に障害がある場合は、病院での治療必要になる。

肩関節の自己調整法〜器具使用

少し前に自作の肩関節調整器具の写真を載せたが、使用法の写真を撮ったので参考までに書いてみる。

仰向けになり、器具を両手に持ち天井に向けて腕を伸ばす。

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どちらが先でも構わないので、左右にハンドルを回す様にする。

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このペットボトルは2L容器で、一杯まで水を入れてあるが、重いようであれば水の量を加減すればよい。  水の重さで肩関節を密着させながらハンドル運動で可動域を正常にする事が目的になる。10〜20回程度でよいので、毎日行って行くと可動性が増し、痛みも軽減される。

立位または座位で、腕を前に伸ばしハンガーを持ってハンドル運動を行ってもよいのだが、腕を前に伸ばしているのですぐに疲れてしまいあまり効果がない。 仰向けで2kg程度の重量でも肩関節密着させるには問題が無いし、しかも天井に向けているのでうまくバランスを取れば疲労も少ない。 以前の肩関節自己調整法と併せて行ってみて頂きたい。

膝の痛み〜オスグットシュラッテル病

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膝の痛みのなかで「オスグットシュラッテル病」という病気がある。成長期にスポーツをしているお子さんたちに起こる事のある病気である。

病気と言っても細菌やウイルス感染ではなく多くはスポーツ障害であり、大腿四頭筋が脛骨粗面から剥がれる病気になる。ジャンプをする、ボールを蹴る、ラグビーの様に脚を踏ん張って膝を伸ばすという様なスポーツで多く見られる。

大腿四頭筋というのは膝を伸ばす筋肉であり、骨盤と大腿骨から起こり膝のすぐ下にある脛の出っ張っている部分「脛骨粗面」に付着する。成長期の子供たちはまだ筋肉が骨にしっかり付いていないため、強い筋肉運動を行うと骨から筋肉が剥がれやすい状態である。 走り込んだりすると脛骨粗面に痛みが出たり、膝関節に水が溜まる。

基本的には運動の中止が望ましいが、レギュラーからはずされないように、痛みを我慢して練習をする事がある。もちろん、筋肉が完全に骨から剥がれる事は無いのだが、剥がれかけた部分は元に戻る事は無く、大人になっても脛骨粗面をぶつけると強い痛みがある。 ある程度の年齢に達するまで強い運動を避けたいのだが、何もしないと筋肉量が減少するので、膝の屈伸をあまりしない様な運動で大腿四頭筋の筋肉維持が必要になる。

筋トレの方法

1. 仰向けになり意識してお腹を引っ込める→腹横筋のトレーニング 3分×5セットくらい

2. 片脚づつ膝を伸ばしたままで脚の上下運動→大腿四頭筋のトレーニング 片側15回づつ

3. 立ち上がり膝を伸ばしたままつま先で軽くジャンプをする 20回から30回程度

4. 早歩きを行う 30分から40分程度を連続して歩く

そして、トレーニング後はアイシングを行う。

以前は大腿四頭筋を鍛えるのはうさぎ跳びをしていたが膝に障害起きやすいので、現在では行わないよう聞いているが、実際にはまだ行われているようだ。

運動部に所属していて、膝の痛みを訴えているお子さんをお持ちの親御さんは、どんな練習をしているのか聞いてみる事が必要と思う。

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